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牡蠣の町に移住した漁師夫婦、“能登/穴水町ならでは!”を活かした食堂『コースト・テーブル』オープン ~ 食堂前の穏やかな里海から水揚げ直後の牡蠣を… ~ |
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「Coast table (コースト・テーブル)」店主・齋藤祥江さんと、漁師の義己さん |
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奥能登の玄関町 『穴水町』...牡蠣で寄り道するならここ! |
能登・穴水町中居(石川県) – 冬の能登半島への田舎/地方旅、楽しみたいのは能登ならではのグルメだ。
その中でも、この季節、必ず口にしたいのは海の幸『牡蠣』だろう。
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「Coast table (コースト・テーブル)」の漁師・斎藤義己さん |
ぼくらバックパッカーファミリーが移住した穴水町には湖のように穏やかな牡蠣の宝庫“里海”があり、この里海で、漁師として頑張っている若手の移住夫婦がいる。
2015年1月15日(金)、その移住漁師夫婦が、穴水町中居地区に新たな飲食店をオープンした。
牡蠣を目当てに旅をする人…新鮮な”海の幸”グルメを求めて田舎へとクルマで旅する人、リラックスできる田舎を求めて都会から能登へ旅する人たちが必ず行きたいスポットの一つだ。
相撲・遠藤関 出身地で有名になってきた穴水町の中居地区、その中居に、石川県と静岡県出身の移住夫婦・齋藤祥江(さちえ)(以下 さっちゃん)さん(店主)と義己(よしみ)(以下 よしくん)さんが、穴水や能登と言えば!の牡蠣をメインにし、穴水ならではの景観湖のように穏やかな里海を活かしたおしゃれな食堂「Coast table (コースト・テーブル)」を2016年1月15日(金)にオープン。
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「Coast table (コースト・テーブル)」の目の前にある漁師・斎藤義己さんの漁船と、コースト・テーブルで提供する牡蠣の作業現場。海の上・側で牡蠣の殻を綺麗にする |
そんな、田舎ならでは...能登の里山ならでは...を感じることができる空間だ。
よしくんとさっちゃんは2014年5月に穴水町に移住し、帽子メーカーから漁師への大転職を成し遂げた30代夫婦だ。
移住後、はらはらドキドキの…いろいろあった日々を乗り越え、約1年半後にこの「コースト・テーブル」をオープン。
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なぜ“帽子メーカー”から漁師に?!好奇心と行動力 |
漁師になりたかった最大の理由は至ってシンプルだ…
「日々なにが網にかかっているのかが楽しみで、好奇心わく漁師になりたかった」
シンプルな理由と軽快な行動力は、田舎移住のキーで、“舞台”は違うが、ぼくらバックパッカー夫婦も同じような理由。
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「Coast table (コースト・テーブル)」店主・さっちゃん(左) |
この「コースト・テーブル」は、“お客さん”と移住夫婦の“義祥丸水産(ぎじょうまるすいさん)”をつなぐ重要なタッチポイントとなる。
「コースト・テーブル」では、漁師のよしくんが、食堂目の前にある“湖のように”穏やかな里海から水揚げ直後の牡蠣をお店へ運び、店主のさっちゃんが牡蠣をメインにした料理をお客さんに提供する。
お店には大きな窓があり、ガラス越しに、よしくんが牡蠣水揚げ作業をする姿が見え、鮮度を目の当たりにすることができる。「お~こりゃ~新鮮だ~!」とお客さんも喜ぶこと間違いないだろう。
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「コースト・テーブル」の最大の特長とは?! |
里海を眺めながら、水揚げしたばかりの新鮮な牡蠣を直で口にすることができる飲食店が「コースト・テーブル」。 これがお店の大きなポイントとなる。
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暖かい雰囲気の「Coast table (コースト・テーブル)」。プレオープンで地元の人たちを招待。大きな木のテーブルの真ん中に炭火コンロをセットしている。お客さんみんな家族のように一つのテーブルを囲み牡蠣を楽しむ…それがこのこじんまりした「コースト・テーブル」のコンセプトだ。 |
お寿司屋さんでよく見かける魚が閉じ込められたような水槽ではなく…“どでかい”海だ。
また国道から少し奥まった場所にお店が位置していることから、田舎ならではの自然そのものの静けさを体感しながら、四季折々の海の幸を体に取り入れることができる。
牡蠣は能登のどこの地域でも食べることができる。しかし、能登の里海をみながら、自然を体感…そして漁師夫婦とコミュニケーションをとりながら…そんな食堂はきっと能登には他ないだろう。
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「コースト・テーブル」で注文したミニフルコース。焼きかき7個、かきフライ3個、なまこの酢の物、かきご飯、牡蠣の味噌汁、お漬物で2400円 |
そして料理では、焼き牡蠣や牡蠣フライのほか、オリジナルスパイスブレンドやオリーブオイルに漬けた牡蠣、にんにく、キノコ類を炭火にかける「牡蠣アヒージョ」(700円)、穴水周辺の牡蠣の食堂にはない都会っぽい一品も楽しめる。
冬は真牡蠣、夏は岩牡蠣(2017年から)、年間を通して牡蠣をメニューに、そして漁で捕ってきた魚なども季節によってメニューに取り入れる。
牡蠣目当てのグルメなクルマ田舎旅人には海の目の前で落ち着けるお薦めスポットとなるだろう。
こんなお店の雰囲気は他にそうないかもしれない。
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注文する牡蠣は「Coast table (コースト・テーブル)」の目の前で水揚げしたもの |
運がよければ目の前でイルカと遭遇できるかもしれない。
「コースト・テーブル」に入店した石川県七尾市田鶴浜からのお客さんは「穏やかな海の目の前で、国道から少し離れ、奥まった場所にお店が位置しているところがいいですね」と話していた。
この店を建築するにあたり、地元の漁師・松村政揮さんが漁を一から教え、町が開業費用の一部を補助、大工さんであるさっちゃんのお父さん・松木義雄さんが建築や内装を担当するなど、多くの人たちがよしくんとさっちゃんの熱い想いをサポートしている。
よしくんとさっちゃんのお店に大きな期待を抱いているのわけだ。
『Coast table(コースト・テーブル)』の営業概要は?<続きはこちら>